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「AI」に頼りすぎて失敗した実例と反省点

AIFXトレード

FXで「AIによる予測」を活用して日々トレードしているわけですが、「AIの予測」を100%信頼すると「負けトレード」になることがあります。

どのようなケースで「負けトレード」となったのかを日々考え、分析しているわけですが、これまでの経験から「AI予測で負ける時」はどういう時なのかが少しずつ掴めるようになってきました。

「負け」は「利益を増やすチャンス」でもあるので、「負け」を分析することはFXトレードで勝つために不可欠です。

それではどのような予測ケースの時にAIで負けたのかをお話していきたいと思います。

目次

AIでFXの予測が当たらない時の特徴とは?

「AIモデル」の作り方には下記のような方法があります。

  • 「上がるか下がるか?」の2つの予測のみをAIで行う
  • 未来に「価格」がどのように遷移していくのかをAIで予測する

いずれも「上がる」と「下がる」のどちらかをAIで予測しているのですが、私が採用している方法は「2」の方法です。

価格が未来にわたって「どのように遷移するのか?」を予測するようにしています。

AIで予測を実行すると最終的に時系列で「未来の数値」を得ることができますが、これだとわかりづらいため、「予測グラフ」にして出力するようにしています。

いくつかLSTMで予測した「予測グラフ」のパターンを見ていきたいと思います。

ちょこ上がり後の「下がり」トレンド

ちょこっと上がって「上昇トレンドか!?」と思いきや「下がりまくる」グラフです。

予測グラフ1
予測グラフ

下がってくれる時もありますが、下がらない時もあります。

これまでの価格遷移を見て入るか入らないかを考える必要があります。

例えば、「バリバリの上昇トレンド」なのにこのグラフだと入りません。

ヨコヨコでトレンドが無い時は入ります。

「下落トレンド」の場合は、これまでの下落で「下がり過ぎていないか?」を確認してから入ります。

「下落トレンド」の初めなら入りますが、終わりっぽいなら入りません。

ただAIで予測するだけでは無くて、いろいろと考えながら「トレードするかしないか?」を判断しています。

といいつつ初めは何でもトレードしていたので、このグラフで結構負けています。

負けていきながら、「あれ?このグラフ負けが多くないか?」というパターンが蓄積されていきます。

そして「なぜ負けたのか?その時のチャートはどうだったのか?」を分析していくことが大切です。

「負けたという材料」は「勝つための材料」になります。

グっと上がって「ガチ下がり」トレンド

グーンと上がって、グーンと下がる予測パターンです。

予測グラフ2
予測グラフ

このグラフは基本的に「入りません」。

AIが「上がる」のか「下がる」のか迷っているのが如実に表れていますね。

そう。AIも「悩みます」。

そもそも、「人間の脳の働き」をプログラムで模倣したのが「人工知能(AI)」なので、人間と同じようにAIも悩むのは直感的に理解しやすいですね。

人間で言うと、

上がるのかな。うーん。でも長期的には下がりそうだな。

という感じで悩んでるのと同じ感覚です。

AIの感情(?)がグラフに出てくるのでそれを分析してトレードするかを考えています。

本当に悩んでいるのかはわかりませんが、たくさんグラフを読んでいるとそういう「AIの感情めいた空気感」を感じます。(AIは大量のパラメータの集合体というのは理解していますが・・・)

バリバリの「上がり」トレンド

「上がる!」としか予測していないグラフです。

予測グラフ3
予測グラフ

初動で「急上昇」してさらに上がり続ける強気予想です。

こういうグラフの時はトレードすることが多いですが、予測が外れることもあります。

ただし、「明らかな下落トレンド」なら見送ることもあります。

ヨコヨコで「トレンドが見えない時」はほぼ100%近くトレードしています。

上昇トレンドの時もトレードすることが多いですね。

迷った時は複数のAIモデルで予測して「多数決」を取ることもあります。

急上昇後にゆっくり下落

急激に上がった後に緩やかに下がるグラフです。

予測グラフ4
予測グラフ4

この「AI予測」は「ヨコヨコ」相場の時に出ることが多いのですが、だいたい外れます。

そもそもなんの材料も無いのに「急激に上がる」なんてことはありません。

AIは「ニュース報道」や「要人発言」みたいな突発的な事象は予測できません。

なので、予測直前のチャートがどのようになっていたのかが大切になります。

予測直前のチャートが急変動していたのなら、その反動を予測していたとも考えられますが、レアケースなので基本「入らない」のがベターだと思います。

AIの予測だけでは勝てない

これまでのグラフの紹介で「AIの予測」に従うだけではFXで勝つことはできないのが理解していただけたかと思います。

AIを開発して予測をしていく中で「AIの予測」と「人間の判断」を織り交ぜた「ハイブリッドなFX投資」が利益を増やしていくためには必要なことに気が付きました。

初めは「AI投資だけで勝てる」と思ってたのですが、そんなに甘い世界では無かったですね・・・

現在の投資方法で勝てている人は「AI」を入れると判断が変わり勝てなくなることも考えられます。

勝てていない人は「AI」を取り入れることが「勝てる可能性」は高くなる可能性があります。

自分はずっと負け続けていたので「AI」を取り入れることで「勝てるトレード回数」が少しずつ増えていきました。

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この記事を書いた人

AIプログラムを開発しFX投資に挑むトレーダーです。
関西の人です。
■FX予測用AIモデル開発実績
1.LSTM
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