MENU

「雇用統計発表」前の方向感がわかりづらい相場| 2025年9月1日~9月5日の「AI FX投資」結果

トレード結果

今週はさまざまな指標発表がありました。

指標発表直後は為替相場が激しく変動するため、様子見をしているトレーダーも多かったのではないでしょうか。

自分も今週はほとんど取引していません。

相場の明確なトレンドが見いだせず、指標発表で反対の値動きが出て損失が出ることを防ぐためです。

トレードできるとしたら「朝~19時」までの間であればできなくもないですが、日中は仕事なので「チャートを見る時間」も限定されるので、トレードはほぼできません。

目次

今週の重要指標発表

さて、今週の重要指標を見ていきたいと思います。

9月3日発表の重要指標

9月3日には

  • 製造業新規受注
  • 雇用動向調査(JOLTS)求人件数

の発表がありました。

製造業新規受注

「製造業新規受注」は主に「耐久財受注」に関する値が公表されます。

この指標が重要な理由は「製造業は景気動向に敏感なため、受注増はこれからの生産や景気拡大」を示すものとなるからです。

今回の予想値は-1.3%でした。それに対して結果も-1.3%でしたので、為替へのインパクトは限定的となりました。

ちなみに予測より高い場合は「米ドル買い」が加速します。

そのため、「ドル円は上昇する(円安・ドル高方向)」に推移しますが、予測より低い場合は「米ドル売り」が加速するため「ドル円は下落(円高・ドル安方向)」に推移します。

雇用動向調査(JOLTS)求人件数

「雇用動向調査(JOLTS)求人件数」は「Job Openings and Labor Turnover Survey(JOLTS)」と言いますが、そのままの意味ですね。

「求人件数(Job Openings)」についての指標で、

  • 採用数
  • 離職

などに関するさまざまな指標が発表されます。

今回は、予測が737万件に対して結果は718.1万件でした。

予測より低い求人件数となっていましたので、「景気減速」の懸念が強まり、金利低下の可能性も高まるため、「ドル円の下落(円高・ドル安)」につながります。

反対に予測より高い場合は「インフレ」の懸念が強まり、金利上昇となる可能性が高まるため、「ドル円の上昇(円安・ドル高)」となる可能性が高くなります。

9月4日の重要指標

9月4日は、

  • ADP雇用統計
  • 新規失業保険申請件数
  • ISM非製造業景況指数

の発表がありました。

ADP雇用統計

アメリカの2500万人以上の「給与データ」から導き出した指標です。

「雇用統計」の前に発表され、「雇用統計」を予測する「前指標」としても注目されています。

ADPは民間企業の「給与処理」を手掛ける会社でそのデータを元に指標を公開しています。

予想値が7.5万人に対して結果は5.4万人でした。

市場予想に対して低い結果となったため、「ドル売り」が強まり、ドル円下落(円高・ドル安)になります。

新規失業保険申請件数

「新規失業保険申請件数」は文字通りですが、新規に失業保険を申請した人の件数です。

アメリカの「労働状況」に敏感に反応する指標で、アメリカの国内労働市場の状況を表した指標です。

毎週発表されている指標なので、目にする機会も多いと思います。

予想は23万人ですが、今週の発表は23.7万人でした。

予想より雇用が強くなったとも受け止められ、ドル買い(円安・ドル高)につながります。

連続で予想を下回るとFRBの金利引き下げにも影響する可能性があります。

ISM非製造業景況指数

アメリカの「サービス業/非製造業」の状況を表す指標で、50より大きければ景気良好で50より小さければ景気縮小と捉えられています。

予想が50.5前後で、結果は52でした。

アメリカ経済はサービス業のみで見ると依然「強い」という結果になりました。

通常だとドル買いで「円安ドル高」となりますが、サービス業のみなので、そこまでインパクトは無い印象です。

9月5日の重要指標

この日は「米国雇用統計」の発表がありました。

月に1回のFXのビッグイベントと言っても良いほどインパクトが大きい重要指標です。

民間の雇用者数(農業部門などを除く)が公表され、アメリカの雇用動向を表す指標です。

市場予想は7.5万人ほど増えると見ていました、結果は2.2万人増となりました。

こうなると、ドル売りが加速し、円高・ドル安になります。

どれほどインパクトがあったかというと・・・

こんな感じです。

これは15分足のチャートですが、「黄色の部分」が「雇用統計」のインパクトです。

100pipsの下落・・・

さすがFXのビッグイベントと言われるだけありますね。

ここでトレードする勇気はありませんが。

今週のトレード結果

今週の結果は

日付結果(PIPS)
9月1日(月)65
9月2日(火)-12
9月3日(水)0
9月4日(木)3
9月5日(金)-4

となりました。

1日は「仲値トレード」をして間違って10倍のLotでトレードしてしまいましたが、プラスに働いたので、大きい利益になっています。

ここのところ相場がよくわからない動きしかしないので、「仲値」だけ狙ってトレードするのもアリだと思います。

5日中4日は上昇していたので、そこだけトレードすれば勝率は80%です。

まぁ「仲値トレード」だけで取引をガマンできるトレーダーはいないかもしれませんが・・・

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

AIプログラムを開発しFX投資に挑むトレーダーです。
関西の人です。
■FX予測用AIモデル開発実績
1.LSTM
2.iTransformer
3.FEDformer
4.PatchTST
and so on...

目次