予測結果
短期予測(1時間後):やはり「小幅上昇」が最も妥当と判断します。
確率目安(私見):上昇 56%、下落 28%、ほぼ横ばい 16% 程度(データの傾向と短期モメンタムを踏まえた目安)。
確信度:低〜中程度(外部ニュース等を一切使わない前提のため)。
以下、根拠となる計算結果、テクニカルな解釈、想定シナリオ、トレード上の注意点まで詳述します。
与えられたデータの要点(統計的な数字)
(データは 2025-11-04 09:00:23 〜 11:00:23、計 60 点。1〜2分刻みの時系列)
サンプル数:60 点。
最初の価格(09:00:23):154.208。最後の価格(11:00:23):154.330。
総変化(最後 − 最初):+0.122 円(= 12.2 pips、1 pip = 0.01 円として換算)。
平均(全体):154.339917 円。標準偏差(全体):0.050227 円(約 5.02 pips)。
過去点間の「上昇した比率」:約 54.2%。下落した比率:45.8%。
直線回帰(時刻を x、レートを y としたとき)の傾き:
1分あたり +0.000675 円(= 0.0675 pips / 分)
1時間あたり +0.040495 円(= 4.0495 pips / 時間)
自己相関(ラグ1):約 0.8505(非常に高い自己相関)。
直近30分(最新16点)の平均:154.363938、直近の標準偏差:0.047512 円(約 4.75 pips)。
数字の意味とテクニカルな解釈(詳細)
以下は上の数字をどう解釈して短期予測に結びつけるかの説明です。
a. 線形傾き(スロープ)について
期間全体での直線回帰の傾きは 正 です(1時間で約 +0.0405 円 = 約4.05 pips の上昇傾向)。
これは「過去の値が時間とともにわずかに上昇している」という証左で、短期では上方向のバイアスがあることを示します。
b. 自己相関が高い(ラグ1 ≒ 0.85)
ラグ1 の自己相関が 0.85 と高いのは、直近の値動きがそのまま次の値にも強く引き継がれる(慣性・モメンタム)傾向を示します。
つまり「上がったら次も上がる」「下がったら次も下がる」短期の継続性が強く働いている局面です。
c. ボラティリティ(標準偏差)
全体の標準偏差は約 0.050 円(5.0 pips)。直近30分も同程度。これは小〜中程度のレンジ幅を示します。
短期で大きく飛ぶよりは、数ピップス刻みの小刻みな動きが中心になります。
d. 上昇割合(54.2%)
単純に「前ティックから上昇した」回数の割合が 54.2% であり、微妙に上がりやすい状態です。これは先の傾きとも整合的です。
これらを総合した短期予測の根拠(なぜ「小幅上昇」か)
傾きが正である → 長期(ここでは与えられた2時間弱)の流れは上向き。
自己相関が高い → 直近の上昇モメンタムはある程度継続しやすい。
ボラが小さい → 大きな飛びは期待しにくく、小幅な変化に収束しやすい。
上昇した回数の比率が僅かに優位 → 確率論的にも上がる側にわずかに偏っている。
これらを合わせると、「上へ行く」確率は中立より高いが、期待できる上昇幅は大きくはないため「小幅上昇」という判断になります。
想定シナリオ(具体的なパターン別に)
以下は1時間で起こり得る典型的シナリオとその確からしさの私見です。
シナリオ A — 小幅上昇(最も確からしい)
内容:現在値から数ピップス上昇して、レンジ上限付近で推移。
確率(目安):~55〜60%
根拠:正の傾き、自己相関の高さ、上昇比率。
シナリオ B — レンジ横ばい(振幅は数ピップス)
内容:上下に小さく揺れながらトータルではほぼ横ばい。
確率(目安):~15〜20%
根拠:ボラが小さい点、データの揺れ(増幅なし)によりレンジ収束しやすい。
シナリオ C — 下落(急落ではなく小幅押し)
内容:モメンタムが途切れて押し戻されるパターン。
確率(目安):~25〜30%
根拠:上昇優位だが上昇勢いは強くなく、下落へ転じる余地もある。大きな外部要因がなければ下落は限定的。
想定される振れ幅の目安(現状の統計に基づく目安)
短期(1時間)想定振れ幅(現実的な目安):±0.05 円(±5 pips)程度 が中心。
ただし局所的な連続上昇が続くと +0.10 円(+10 pips) 程度まで行く可能性はゼロではありませんが確率は低め。
言い換えると「数ピップスの動き→レンジ」想定が合理的です。
(根拠:標準偏差 ≒ 0.05 円、直線傾きで1時間で +0.0405 円 の上昇バイアス)
トレード戦略の提案(与えられたデータだけで考えた短期案)
下はあくまでデータに基づく短期戦術的な案であり、実行は自己責任です。外的要因を無視する前提です。
A. モメンタム(順張り)戦略
エントリー:直近で小さな上抜け(例:直近高 154.44 を短時間で上回る動き)を確認してから小ロットで買い。
利確(TP):5〜12 pips(0.05〜0.12 円) 程度。
損切り(SL):5〜10 pips(0.05〜0.10 円)。
理由:自己相関が高く、短期の継続性(モメンタム)を利用。
B. リバージョン(逆張り)戦略
エントリー:明確な急上昇が出た後に勢いが弱まれば、小さく逆張り。
利確:3〜8 pips程度(短め)。
損切り:8〜15 pips(少し余裕を持たせる)。
理由:全体のボラが小さく「過剰な動き→戻り」を取りに行く戦術。
C. ノントレード(賢明な選択)
条件:ニュースや指標が直近にある、あるいは流動性が極端に低い時間帯(薄商い)なら様子見推奨。
理由:与えられたデータでは外部ショックを検出できないため。
まとめ
与えられたデータだけで判断すると、1時間後は小幅上昇の方がやや有利です(確率で言えば約 55〜60% 程度)。
ただし「上がる幅は大きくない」ため、短めの利確・厳格な損切りを前提にした短期トレードが合理的です。
勝敗
11時付近のドル円の価格は、
2025-11-04 11:00:23 154.33
そして、12時付近の価格は、
2025-11-04 12:00:23 154.078
となりましたので、結果は「はずれ」となりました。
| 取引回数 | 勝利回数 | 勝率 |
| 28 | 17 | 61% |
となりました。
