予測結果
与えられた時系列情報のみを使った場合の1時間後シナリオ（概算確率）は次の通りです：
やや上昇（上に抜ける／上値寄り）：55%
根拠：直近1時間の正の傾き（線形延長）＋上げの平均幅がやや大きいこと。
レンジ継続（ほぼ同位置〜小幅上下、±0.02～0.04円程度）：30%
根拠：観測全体での狭いレンジ、標準偏差 ≒ 0.031 円（約3 pips）でノイズが強いこと。
下落（反転して下げる）：15%
根拠：ボラティリティは小さいがランダム性が強く、短期の急落材料が入れば簡単に反転し得るため低確率だが無視できない。
データの前提整理
サンプル数：61件（時刻は 2025-11-17 17:00:37 から 2025-11-17 19:00:38 まで）
ほとんどの観測間隔は約 120秒（= 2分）。よって 1時間 ≒ 30サンプル と見なします。
（実際の平均間隔は約 120.02 秒でした。）
基本統計
最終レート（最新値）: 154.700 円
平均（約1時間分の中心値）: 154.7233278688525 円 → 約 154.7233 円
標準偏差（データ全体のばらつき）: 0.03093977296613337 円 → 約 0.03094 円（約 3.094 pips）
最小値（観測内）: 154.642 円
最大値（観測内）: 154.814 円
（注：1 pips = 0.01 円 として換算しています。例えば標準偏差 0.03094 円 ≒ 3.094 pips。）
直近のトレンド（傾き）の推定
時系列を古い順（17:00 → 19:00）に並べて、単純な線形回帰（時間インデックスに対する一次回帰）で傾きを推定しました。
全期間（61サンプル）に対する傾き（1サンプルあたり）: 0.0003932310946596693 円／サンプル
直近30サンプル（約1時間）に対する傾き（1サンプルあたり）: 0.0012749721913243 円／サンプル
解釈：直近1時間（＝30サンプル）に当てはめた線形傾きは 正 で、やや上向きのドリフトが観測されています。すなわち「最近の流れはわずかに上昇方向にある」と判断できます。
1時間後の期待値
直近の傾き（サンプルあたり） = 0.0012749721913243 円／サンプル
1時間 ≒ 30サンプル なので、予想変化量 = 0.0012749721913243 × 30
0.0012749721913243 × 30 = 0.038249165739729
よって 1時間後の期待変化 = +0.03825 円（四捨五入） ≒ +3.825 pips
結論（数値）：最新値 154.700 円 に対して 想定中央値（線形延長） = 154.700 + 0.03825 = 154.73825 円
四捨五入して 約 154.738 円（つまり 小幅上昇見込み）。
モメンタムとノイズの定量的把握
直近（全体）の平均的な一ステップ移動幅（サンプル間の絶対差平均）: 0.015383333333330522 円 ≒ 1.538 pips（2分あたりの平均変動）
標準偏差（全体）: 0.03094 円 ≒ 約 3.09 pips（データ全体のばらつき）
直近30サンプルの差分で見た「上昇回数割合」: 約 44.8%（13/29）（上昇回数は若干少ない）
→ これは「上げの回数そのものは下げより少ないが、上げの大きさがやや大きめで、結果として傾きが正」という状況を示しています（回数と大きさの不均衡）。
価格構造（レンジ／サポート・レジスタンス）
観測範囲（17:00〜19:00）では 154.64〜154.81 の狭いレンジで推移しています。
直近の短期的節目（参考）
直近安値（水準）: 約 154.66 円（観測内底付近）
直近高値（水準）: 約 154.81 円（観測内上限）
直近はレンジ内を上下しつつじわっと上に切り上がる形です。レンジの上限接近が続きを阻む可能性もあります。
なぜ「やや上（+0.03〜+0.04 円）」と判断したか
単純継続原理（モメンタム）
短期における価格変化には自己相関（直近の上げは短時間で継続しやすい）という性質があります。与えられたデータでは直近30サンプルの傾きが正なので、最短の延長では上方向が期待できます。
レンジ内の押し目・戻しの法則
レンジ相場では、レンジの中で上下しながら傾きが出れば、まずはその方向へ向かう（レンジの上限を試す・下限を試す）傾向があります。現在は上向きの傾きなのでレンジ上限（約154.81）を目指しやすい局面です。
大きさ（ボラティリティ）での制約
平均的なサンプル変動は約 0.0154 円（1.54 pips）。1時間での予想変化（傾きに基づく）約 0.03825 円（3.825 pips） は、観測される1時間当たりの変動幅として妥当で、「大きくは動かないが確度はわずかに上に傾く」という解釈になります。
回数と幅の不均衡
直近で上昇の回数は下落より少ない（約 44.8% が上昇回）が、上昇時の一回あたりの平均幅（約 +0.01315 円）が下落一回あたりの平均幅（約 −0.01108 円）を上回っており、結果的に正のドリフトが出ています。これが傾きの正化要因です。
勝敗
１９時付近のドル円の価格は、
2025-11-17 19:00:38 154.745
そして、２０時付近の価格は、
2025-11-17 20:00:37 154.85
となりましたので、結果は「はずれ」となりました。
| 取引回数 | 勝利回数 | 勝率 |
| 37 | 23 | 62% |
となりました。
